1990年のRiccardo Patrese & Williams FW13Bのイラスト
1991年に最も輝いたパトレーゼが前年にドライブした、Williams FW13Bとパトレーゼのイラストです。
マシンはIllustratorでのイラスト、パトレーゼは鉛筆画によるイラストです。
鉛筆画は髪のリアリティを出すため、消しゴムのタッチを工夫しました。
Illustratorのイラストと鉛筆画のイラストそれぞれはよい仕上がりだったんですが、
2つ合わせたバランスを取るのに苦労しました。
FW13Bは、あのエイドリアン・ニューウェイがWillamsに加入する前に設計されたマシンで、当時の力関係を見る限り、
際立った戦闘力を持ったマシンとは言えないかもしれません。
90年のWilliamsは、コンストラクター4位(57ポイント、3位のベネトンは71ポイント)、ドライバー6位(ブーツェン)、7位(パトレーゼ)、優勝2回(パトレーゼ1:サンマリノGP、ブーツェン1:ハンガリーGP)で、マクラーレン、フェラーリ、ベネトンの4強の中で一番下のポジションでした。
FW13Bは、FW14ほどの強さは持ってない訳ですが、私の中では好きなマシンの一つです。
この当時のマシンは現在ほど空力研究がされていない事から、様々なユニークなアプローチがされています。
その中で、マクラーレンやベネトン等の正常進化型の空力アプローチと比べ、多少冒険をして無骨なフォルムを持つFW13Bに、パトレーゼを応援するファンは期待を持ったと思います。
その結果、言わば地元と言えるイモラGPで、パトレーゼは7年ぶりに勝利を手にしました。
今考えると、91年のパトレーゼ旋風の序章を担ったマシンの様な気がします。
This is a illustration of Riccardo Patrese and Williams FW13B.
FW13B won two times in 1990. And Riccardo won at San Marino GP.
I was impressed by his victory for the first time in seven years.
So I expressed his single-minded run with this picture.